──カメラを始めたきっかけとか今の気持ちとか、なんでも良いので訊かせて頂けますか。
「もともと従兄弟が使っていたデジタル一眼レフに憧れてカメラを始めました。今はフィルムカメラを使うことが多いんですけど、そのきっかけっていうのが、確か、祖父の家にあったハーフカメラでした。当時はハーフなのかどうかも分かってなかったですね。」
「少しだけ使わせてもらってたんですけど、やっぱり自分のフィルムカメラが欲しくなるじゃないですか。それで、NikonのF3を買って…それから色んな人と写真を撮りに行く中でカメラの種類が他にも沢山あることを知って、所謂カメラ沼って言うんですか?ハマってしまって(笑)それでコンパクトフィルムカメラや中判カメラにも手を出してしまい今に至ります。」
──たくさんカメラ持ってはるんですね(笑)今日はコンパクトカメラですか?
「はい。今日はCONTAX T2の気分です(笑)このカメラです。」
──CONTAX T2良いですよね!僕も好きなカメラです。コンパクトカメラの良いところってなんやと思いますか?
「やっぱりポケットからすぐに取り出せてパっと撮れるところですかね。データバックも付いてるので日付けが入って良い感じですし。家族とか彼女とか友達とか、大切な人との大切な瞬間を残すのには最高のカメラだと思いますよ。」
──可愛いモデルさんを撮影するのも楽しいですけど、やっぱり見返して良いなぁと感じるのは身近な人を写した写真だったりしますよね。でもそれならたくさん撮影できるデジタルの方が良くないですか?
「デジタルカメラも良いんですけど、制限が無い分、僕はたくさんシャッターを切ってしまいがちですし、やっぱり一枚集中のフィルムカメラって想いをしっかり乗せられるような気がして好きです。」
──なるほど…一枚入魂ですね。では最後に、これからの写真に対する気持ちを一言お願いします。
「写真には写らない温度や空気みたいなものも一緒に閉じ込められたらな…とか、そんな風に考えながら、これからも写真を撮り続けていきたいです。」
──ありがとうございました。
「こちらこそありがとうございました。」
(東野 和馬 カメラ歴:3年11ヶ月)