写真と、京都
それくらいしか共通点のない私たちが、
写真展をするきっかけとなった
あの日のことを書きます。
明日の撮影雨でなくなればいいのに…
なんて思いながら迎えた
梅雨入り前のある朝。
晴天でした(笑)
当初の予定とは全く違うメンバー
(ほぼ初対面)と
二台の車で向かったのは
琵琶湖に浮かぶ小さな島、沖島。
この日は今思い出しても
きゅんとなるくらい良い光と、
期待以上のロケーションに恵まれて。
極め付けの被写体さんは
「君はそう女の子の最高傑作」の
リカちゃん。
この日ここにいた全員が、沖島の魔法(または呪い)にかかってしまったのは
言うまでもないです。
時間がなくてかっこんだカレー、ダッシュで飛び乗ったフェリー
あほみたいにシャッターを切った場所が、日が落ちた後に通ったらただの駐車場だったことも
夏が始まりそうな湖岸道路のにおいも、
水遊びで湿った服の裾も、
総じてエモーショナルな
忘れられない一日になりました。
余談ですが。
他の人はどうだか分からないけど、
私はメンバーの写真が好きです。
本人たちが「出さない」ものも含めて、それぞれの視点で焼き付けた、
あの日の写真を
少しだけ貼りたいと思います。
photo by トミー
photo by まどか
一緒に写真展をやりませんか?
きぬさんからお誘いを受けたのは、
この日から約一ヶ月後
グループLINEで、お互いの写真を一通り共有し終わったあとのこと。
「みんなの写真がもっと見たい」
「仲良しこよしじゃなくて、尊敬できる人と天下一武闘会みたいな写真展がしたい」
この上なく光栄で
プレッシャーのかかる勧誘でした。
私ごときに断る選択肢などあるはずもなく、
今日に至ります。
(ドラゴンボールのくだりは少し盛られているかもしれないですが
確かそんなニュアンスでした)
あれから半年。
写真という繋がりはあっても、
もともと友達でも何でもない四人。
話せば話すほど人生観も
価値観も違う…
写真に対しての拘りは、
あったり、なかったり。
全員がお世話になっているPhotolabo hibiさんに監修していただくことで、
やっと見えてきた唯一の共通点。
『主に女の子を撮っている』ことにこじつけて付けられたタイトルが、
GIRL(仮)でした。
photo by kinusa
初めて会ったあの日
もしも空が曇っていたら…
半年を振り返るたびに
平行世界のことを考えるけど。
気まぐれな私たちのことだから
何かひとつ違っても、
きっと誰かがやる気なかった(笑)
そして
この展示を終えたあとの四人が
どうなってしまうのかも
やっぱり誰にも分からないのです。
GIRL(仮)は、
初夏のエモさを引きずったまま
うっかりここまできてしまった四人が、
「見せたい」ような
「見たい」ような
最初で最後のグループ展です。
・ Group Photo Exhibition ・
GIRL(仮)
2018.1.26fri~1.28sun
cumonogallery/京都御幸町通
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