GIRL(仮)2/2

 

長かった半年の、打ち上げのような三日間でした。

楽しかったです。

『二度目の青春』

とでもタイトルを付けたくなるような書き出しですが、
振り返ると、熱くなるのに抵抗のある四人組だったと思います。(たぶん年齢のせい)

「身内感が出ると寒い」「写真で伝えたいことなんて別にない」など。笑

今回の展示についてはできるだけ説明したくない、

という意見が過半数を占め

予想を上回る辛めのチームワークを発揮しました。

 説明したくない一派だった私には、うすっぺらくなってしまう気がして胸にしまってあるワードが沢山あります。

それを堂々と口にするには、今は未だ自分に物語が足りない気がするから。

(意図と違う捉え方をされるのが面倒臭いというのも笑)

写真は私にとって
無粋な自分語りをしないよう戒めるストッパーのようなものです。

だけど。もしも私が

「愛をつめこむだけです」なんてストレートな言葉を使えるときが来たら、

もう写真撮らんくていいや!って思うかもしれない。

そんなことをゆるく考えながら過ごした半年間でもありました。


展示の話に戻ります。

まじで早く終われと願っていた三日間は、始まってみれば盛大な

お別れ会のようで。

見に来てくださった方全員に、よく頑張ったな!と言って頂けているような。(脳内ハイタッチ)

楽しかったです。

本当にありがとうございました。

最悪だった半年の反動で、ハイテンションの三日間が終わって

気付いたのは、

写真は人生のすべてではないこと。

これまでどれだけ写真に頼ってきたかということも。

日常にすんなり戻れた自分に安堵を覚えつつ、良くも悪くもきっかけをくれたメンバーには感謝しています。

 

だからこそ、このストーリーは自分でおしまいにしたかった。

ストッパーに頼らず、あえてうすっぺらい言葉で言うとしたら、

私たちが戦った理由は最初からひとつしかなくて

たぶん嫉妬するほど好きだったから。

 

 

あとちょっと誰かが早く素直になっていれば

次があったかもしれないな…

なーんて思いつつ

 

最後の一行を書きながら確かに

なにかが体から離れていくのを感じています。

 

金縛りが解けるように。笑

 

 

・Group Photo Exhibition・

 GIRL(仮)

2018.1.26~1.28/終了

MADOCA UCHIMURA

トミー

絹紗

mana