それはきっと、私と出会ってくれた人達への気持ち。

それはきっと、写真として表現することを教えてくれた人達への気持ち。

それはきっと、その豊かな表情を　感情を　撮らせてくれた人達への気持ち。

 

そんな思いがひとつになって、

フォトブックになりました。

 

その本が出来るまでの事を書いてみたいと思います。

 

去年の夏。

神戸三宮にオープンした新しい美容室 kanah (カノア) のホームページ撮影の依頼を受けました。

 

その依頼も、撮らせて頂いていたモデルさんの知り合いの、雑誌の編集者さんからの紹介で舞い込んだ依頼でした。

 

 

たくさんの刺激を受けて、

また、課題を見つけて、

そして今年の春。

 

「一緒に撮影しませんか」

 

 

普段撮っている写真も好きだけれど

作品として表現してみたい。

そんな気持ちが膨らんで、声を掛けさせて頂いたのがはじまりでした。

 

kanahの美容師えりさんと、

何人ものモデルさんと

衣装やメイク、ヘアセットや小道具、イメージや場所など

たくさん打ち合わせをして、何度も撮影をしてきました。

 

毎週のようにkanahに足を運んだ月もありました。

美容師さんとはもう友達のようで、

モデルさん含めお誕生日をお祝いしたりして。

 

学生時代を思い出すようで、本当に楽しかった。

あの頃は忙しいほど、楽しかったように思います。

 

 

「kanahで撮ったものをブックにしてみたら？」

「写真を展示してみない？」

 

kanahのオーナー、ともきさんが言った一言で更に動き始めます。

 

展示に向けて新しい作品を撮ると同時に

ブック作成のために案を出し合って

想像は膨らむばかりで楽しくて仕方がなかった。

 

一日かけて撮影した日も

朝早くから「撮らせて！」とたたき起こして、

パンを焼いて、布団の上ではしゃいで

ラーメンを食べて、お昼寝をして

無我夢中で撮った。

 

 

いままでのまとめとして、私個人のブックも作って

ポストカードや名刺を用意して

あとは展示を待つばかり。

 

 

この春夏にぎゅっと詰まった色んなものが

伝えきれない程に込められていて

 

伝えたい

感じてほしい

 

いまはいましかなくて

それを心から

愛しているってことを。

 

だからこそ、のこしたくて

 

誰かの笑顔を

その思いを

あなたを

 

撮っている。

 

私になにか伝えられるなら

思いの丈で　愛を伝えようと思う。

 

大好きなあなたへ

 

 

 

special thx 

kanah

photolabo hibi

 

 

展示　【　mi novio　 】

kanah 　

period 9.1~9.30

 

 

 

 

【　mi  novio   】

spanish  ：  my darling

 

遠い国にいるあなたへ

わたしがこんなにも写真を好きになれたのも

頑張りたいと思えるのも

すべてあなたのおかげです。