わたしはもう写真のない世界で生きていけないかもしれない
一生なんて分からないけど、少なくとも今はとても大事な一部だ
ただ撮りすぎると何が撮りたいか大事なものが分からなくなるときが時々ある
そんな時にいつもふと思い出すことがある
ある日数人で撮影会をして、
夕方まで夢中にシャッターを切った
私は撮影の帰り道になんとなく乗った電車でなんとなく手前の席を選んでスマホをひらいた
その時にあるカメラマンさんにこっち(夕陽がみえる側)の席からマジックアワーが見えるよって教えてもらった
はっとした
私は電車で「日常」に戻り、その美しい「世界」を見逃してしまうところだった
本当はシンプルに自分が素敵だと思ったシーンを映すためにカメラを始めたのに、
普段の生活の中でその素敵なものみつける感性を疎かにしてしまっていた
日常の雑踏に流されて自分の大切なものを失いたくない
ちゃんと毎日色んなものを素直に感じて
ちゃんと毎日感じたものを大切にする
ちゃんと毎日悩みながらも進みたい
わたしはもう写真がある世界に生きてるんだから、一瞬だって見逃さずにいたい
立ち止まったらあの時の事を思い出して、お散歩しながらふらっと好きな写真を撮る
わたしにとって大事なものは大体そこで待ってたぜって言ってる気がしてる
今年の春もたくさんの世界に触れられますように
nano
Posted by
Latest Entries
- Column2019.05.13一瞬しかないのが今だ
- Column2019.03.04見えてる世界まだ見ぬ世界