写真を撮るということ

「なんだかんだでiPhoneで撮った写真がイケてたりする」
そんなふうに感じたこと、誰もが一度や二度あるはずです。
じぶんは少し前まで、トーンにこだわったり、機材にこだわったり、ロケーションにこだわったり、じぶんで「こういう写真を撮ってる人」いう枠をつけてきました。
 

もちろんそういったじぶんの位置付けというものを発信し続けたからこそ今があるのですが、そこに縛られすぎると撮れる写真の範囲がだんだんと狭まって「写真を楽しむこと」から遠ざかっていくような感覚になっていました。
普段の生活の中での写真との距離感を考え直したり、軸はそのままにして撮る対象を変えてみたり、機材を変えてみたり、少しずつ振り幅を広げていくような撮り方をしました。
 

そうすると必然的にiPhoneを以前より本格的に使ってみたり、なんとなく持っていたフィルムカメラを使う頻度が上がったりしたんですね。
結果的に撮れる写真の幅が広がって、今ではとてもフラットな気持ちで写真というものを楽しめるようになった気がしています。
 

 
写真を楽しむことにおいて、「こうじゃないといけない」ことってないと思うんですね。
すごく乱暴な表現になりますが、写真なんてなんでもいいと思ってます。
じぶんがその時に一番モチベーションが上がる機材を使ったらいいし、撮りたいと感じた瞬間を撮ればいい。
デジタルでもフィルムでもiPhoneでもそれぞれの良さがあって、例えばデジタルで撮った後の編集が楽しいという人もいれば、フィルムが写し出す粒子感やファジーな色合いと質感が好きだという人もいます。
 

じぶんがiPhoneで撮る写真が好きな理由は、構えないでリラックスして撮れるところと、シャッターを切ってからアウトプットまでのスピード感です。
もともと写真に興味を持ったのもiPhoneで撮り始めたことがきっかけですし、言わばじぶんの原点ですし、ここだけはずっと変わらない軸なんですね。
 

 
以前にもどこかで書いたことあるんですけど、写真って音楽やファッションに通じてるなぁって思うことがあって、じぶんに「似合うもの」を探す作業なのかもしれません。
なんか違和感ある音楽って聴けないし、ファッションもできない。
ちょっと今これ違うよなぁって感じながらシャッターを切っても好きな写真にならないですよね。
 

 
 
 
そんなことをぼんやりと考えてた2018年も、あと何日かでおしまい。
来年も写真を通じて、素敵なことに出会えることを信じて。
願わくば、あなたもじぶんも、良い日々を。
 

Posted by

Tsuyoshi Hasegawa
Tsuyoshi HasegawaEditor of INDY
Photographer Based in Kyoto