Twitter4枚フォトセットのすすめ

写真におけるSNSは流行語になるぐらいInstagramの時代になっているのですが、いま自分自身が注目しているのはTwitterなんですね。

日本でのサービス開始が2008年からで、もちろん知らない人はいないぐらいのSNSでして、140字以内のテキストメインで利用していたユーザーも多かったのですが、2014年から1Tweetにつき4枚まで写真を添付できるようになり、写真の中の人物も10人までタグ付けできる仕様にアップデートしました。

この写真つきTweetが4分割のサムネイル表示になるので、Instagramとはまた違った世界観が出せるわけです。

 

 

Twitterでバズる可能性について

先ほどのTweetでも書いている通り、TwitterにはRTという機能があるため、RTされればされるほど多くの人の目に触れる機会が増えますね。

特に海外の方は日本の写真にとても興味があるようです。

雲をつかむような話ですが、全世界のTwitterのアクティブアカウントが約3億(!)なので拡散力は無限大と言えるでしょう。

それに対してInstagramにはアカウント自体が拡散される機能はないのですが、フィーチャーアカウントというものがあり、人気のあるフィーチャーアカウントに写真を取り上げられれば、ある程度の人の流入が見込めますが、フィーチャーアカウント自体が「よい写真を取り上げるアカウント」として人が集まる傾向にあるようです。

TwitterもInstagramもユーザー層に大きく変化はないと思うのですが、面白いと感じるのは「TwitterとInstagramのフォロワー数が必ずしも比例しない」というところです。

4枚フォトセットの世界観について

フォトセットで直感的に思い浮かぶのはTumblrです。

3年ぐらい前までは多くのユーザーのInstagramのプロフィールページにはTumblrのリンクが貼っていてみたいな流れがあったんですけど、今はTwitterのリンクを貼っているユーザーのほうが多くなってきている気がします。

ただ、Tumblrはドメインも独自で取得できたり、テーマ(外観)も有料のものがあったりと、どちらかというとポートフォリオ寄りのサービスですなんですね。「PC画面で作品としてきっちりと見せたい」というところでしょうか。自分は今でもここに重きを置いています。

いま、何故Twitterに流れがきているのか、というところを考えるとやはり冒頭にも書いた「4分割のサムネイル表示の世界観が受け入れられている」からだと感じます。

ここでフォトセットを組む時に注意すべき点は1枚ごとのクオリティーも大切ですが、あくまでも「4分割でのサムネイル表示が全体の世界観を出せているか」なんですね。

なので選ぶ写真はなるべく横構図のほうがサムネイルにはハマりやすいです。例えば縦構図で被写体が下の方にいるフレーミングの場合、中央部分だけ切り取られて表示されてしまうので、その写真の良さが伝わりにくくなります。

自分も例外ではないのですが、撮影時にInstagramで見せることを優先に考えてしまう癖があります。縦構図のほうがInstagramのフォーマット上、迫力があるのですが、こういったフォトセットやWebで見せることも考えると、瞬間を切り取るシーンでは困難なことですが、縦構図と横構図の2パターン押さえておくことがベターですね。

INDYのTwitterアカウントでもいち早くこの4枚フォトセットの世界観に着眼し、記事とのリンクTweetであったり、「#indy_photolife」がタグ付けされた皆さんの写真を紹介させていただいております。

フォトセットで見せることを考えながら写真を撮ると、また今までになかった世界観が見つけられて、表現の幅もきっと広がるはずです。

Posted by

Tsuyoshi Hasegawa
Tsuyoshi HasegawaEditor of INDY
Photographer Based in Kyoto