湿った匂い 気怠い空気
紫陽花の咲く小道を蹴って
今年も6月を歩く
たまに傘をさして
たまに空を仰いで
鼓膜に響く
初夏を告げる雨の音を待つ
それは、ほんの少しの憂鬱もつれてくるけれど
深く吸い込めば
肺いっぱいに広がる瑞々しさ
そうしてまた、夏へと踏み出す
“さよならまたね”
湿った匂い 気怠い空気
紫陽花の咲く小道を蹴って
今年も6月を歩く
たまに傘をさして
たまに空を仰いで
鼓膜に響く
初夏を告げる雨の音を待つ
それは、ほんの少しの憂鬱もつれてくるけれど
深く吸い込めば
肺いっぱいに広がる瑞々しさ
そうしてまた、夏へと踏み出す
“さよならまたね”